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7話 お色気路線

Author: satomi
last update Huling Na-update: 2025-05-19 07:35:06

あ、成長しないうちにホルターネックの服着よう。ってことは今回も女バージョンだな。

久しぶりにお色気路線で行こうかな?

男どもよ存分に鼻血を出すがよい(笑)。

トップスはホルターネックので、ボトムスはまた作るか…。

そして俺はまた作った。ボディラインがぴっちり出るスカート。撮影の時に下着履けないな…。

もちろんスリットがドーンと入っている。

場所はうす暗いバーカウンター。氷の入ったグラスを片手に歌います。80年代の曲を。当然バーカウンターの椅子なのでスリットがガバーっと開きます。ははは、参ったか。それで、脚を組みかえてみたりする。見えそで見えない、悩ましい。立ち会がると、ボディラインがぴっちり見える。誘ってますか?となるでしょうね。現実なら。

毎度毎度煩いなこの教室は…。

「今回の更新もスゲーな。女バージョン2連続。ありがたやー。『T』様万歳!」

「今回はお色気路線ですごい色気だったけど、歌上手かったわよね」

「そうなのよ。色気にやられて、歌を聞くのを疎かになりそう。もう最近寝不足―」

俺は撮影と編集で寝不足。

「バーカウンターだし、やっぱり18歳以上かなぁ?」

「でもでも、あのグラスは空だった。空のグラスに氷だけよ?」

「「「うーん」」」

「俺、この際『T』様が男でもいい!」

俺が嫌だ!

「あんたなんか返却されるわよ(笑)」

ご名答。

「スタイルいいわよねー。通常あのスカートを履く勇気はないわー」

「ちゃんと見たか?あのスカートにはパンティラインがなかった。つまりあの時ノーパンだったんだ!」

「「「うわー、変態―!!」」」

ちゃんと見るとこそこなのか?俺もそれを狙ったけど。

「スリットも最高。あのギリギリまでしか見せません。ってのがイイ!脚組みかえて、俺は誘われた」

俺はお前を誘っていない!

教室の隅で未來が爆笑している。

「未來、なんか事情知ってるの?」

「知らないけど、みんなが全く知らない人について熱く議論してるのが…」

「笑わないでよー。未來だって、『T』様見れば変わるって!」

「ゴメン、私は早寝早起き主義なんだー」

帰り道、未來から言われた。

「お色気路線やめたんじゃないの?」

「反応が面白くて……」

「一応、歌も聞かせるようにしてるみたいだけど?」

「その辺の演出は抜かりありません!」

「ただのグラビアアイドルになりさがらないようにねー」

「肝に銘じてお
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